インストール不要

Illustrator web版(Beta)の最大の魅力は、アプリのインストール不要で手軽に使えることです。どこでもアクセスが可能なので、デバイスを選ばず作業することができます。
また、ブラウザで動作するため、PCのスペックに左右されにくいのも魅力のひとつです。

※現在Illustrator web版(Beta)を利用できるのは、Google Chrome、Microsoft Edgeの最新バージョンのみです。

Illustrator web版(Beta)の料金

2025年1月現在は、Illustrator web版はBeta版として公開されており、Illustratorサブスクリプションの一部として試用することができます。Adobeアカウントがなくても、ガイド付きチュートリアルを利用して、Illustrator web版(Beta)のツールや使い方の一部を試すことが可能です。

使える機能

さまざまなシェイプツール、ペンツール、鉛筆ツール、タイポグラフィ、カラーやグラデーションなど、Illustratorを代表するツールは基本的に使うことが可能です。中でも、「クイックペンツール(Beta)」という機能はIllustrator アプリ版には実装されていない機能で、波形の円弧、雲型の円弧を描くことができます。今まで少し扱いにくかった複雑な図形も、このクイックペンツールを応用することで簡単に描けるようになるかもしれません。

データの共有

Illustrator web版(Beta)の右上にある「共有」ボタンから、Illustratorファイル自体をリンクで共有することができます。Illustrator アプリ版をインストールせずとも、ブラウザのみで閲覧・コメント・編集がおこなえるため、Illustratorファイルをどこかに送信したり、アップロードしたりする手間がかかりません。
同じく「共有」ボタンからPNGやPDFなど、さまざまな形式で画像を書き出すことも可能です。
また、「デスクトップアプリで開く」ボタンも搭載されているので、本格的な作業をおこないたい場合にもすぐにIllustrator アプリ版に移行することができます。

シンプルなUI

Illustrator アプリ版と比べ、Illustrator web版(Beta)は直感的な操作を重視しています。簡素で直感的に扱えるUIと絞り込まれたシンプルな機能で、初心者でも使いやすい設計になっています。

まとめ

今回は、Illustrator web版(Beta)について紹介しました。「クイックペンツール(Beta)」や、ブラウザで完結できる共有機能など、Illustrator アプリ版にはない機能が使えるというのがIllustrator web版の大きなポイントです。普段からIllustratorを使用している方も、試しに使ってみると新たな発見があるかもしれません。ガイド付きチュートリアルはアクセスするだけで誰でも利用できるので、ぜひIllustrator web版(Beta)を体感してみてください。