極上のAndroidタブレットがもたらす
新たなビジネスチャンス

レノボ・ジャパン
Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)

高精細、高画質な11.2インチでOLEDモニターを搭載した「Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)」。パワフルなオクタコアプロセッサーを搭載し、長時間のバッテリー駆動と没入感のあるクリアな音質を実現した極上のAndroidタブレットだ。モバイルモニターとしても活用できる利便性を提供するLenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)は、Androidタブレットの魅力を拡張し、新たなビジネスチャンスをもたらす。
text by 森村恵一

優れたコストパフォーマンスを実現

 Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)は、Android 12をOSに採用したスリムでスタイリッシュなタブレット。Androidタブレットというと、安くてそこそこの性能という印象が強いが、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)はハイエンドを追求したモデルとなっている。

 海外の比較サイト「Versus」によれば、その性能はAppleのiPad(2022)と互角になる。さすがに、「iPad Pro 11(2022)」と比較するとカメラの性能で負けてしまうが、モニターのきれいさやバッテリーの寿命では、引けを取らない。4K動画を高画質で撮影したい、という強いニーズがなければ、iPad Proとも遜色のないAndroidタブレットと言える。

 そんなLenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)の基本性能だが、プロセッサーには「MediaTek Kompanio 1300T」を搭載している。同プロセッサーは高速ミッドレンジSoCで、最新の6nmプロセスで製造されているので、電力効率が非常に高い。ベンチマークサイト「Geekbench」による64bitマルチコアの評価では、2,669ポイントの値を出している。この値はクアルコムの「Qualcomm Snapdragon 855」とほぼ同等の性能になる。メインメモリーは6GBで、フラッシュメモリーは128GBだ。高精細なモニターは、11.2インチのワイドOLEDパネル(2,560x1,536ドット)を搭載している。 輝度の幅を広げて自然に表現する「HDR10+」とシーンごとに輝度を動的に設定できるHDR動画規格「DolbyVision」に対応。 リフレッシュレートは120Hzと高速駆動を実現している。

 インターフェースは、側面のUSB 3.0 Type-Cが充電と各種デバイス接続に対応し、microSDメディアカードリーダーも備えた。そのほか、電源ボタンと上部には音量ボタンがある。底面には、キーボードなどを取り付けられるスマートコネクターが用意されている。バッテリーは約14時間持つので、外出先のお供としても重宝するだろう。インカメラは800万画素で、アウトカメラは1,300万画素、アウトカメラはフラッシュとオートフォーカスに対応している。ハイエンドなタブレットとしては、実用十分な性能を備えているのだ。

高画質&高音質をプライベートや仕事に

 Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)の第一印象は、きれいで良い音を響かせるタブレットだ。高精細なOLEDモニターは、120Hzのリフレッシュレートに対応しているので、動画再生からゲームまで遅延のないスピーディーな表示を体験できる。同じく左右側面には、四つのJBL製スピーカーも搭載しており、クリアで臨場感のある音を響かせる。Wi-Fi 6にも対応しているので、ストレスのないワイヤレスLANも実現している。音と画面と高速通信だけでも、プライベートで楽しむタブレットとしては十二分な性能を提供してくれる。

 それに加えて、ビジネスで活用するならばサブマシンのモバイルモニターとしても重宝する。その使用例に対応するのが、タブレットとPCを無線で接続可能なアプリ「Lenovo Freestyle」だ。本アプリをWindows PCにインストールすると、Wi-Fi経由でLenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)をセカンドスクリーンとして利用できる。これにより、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)でのタッチ操作が可能になるほか、JBL製スピーカーの高音質もビジネスシーンに活用できる。プレゼンテーションやWeb会議などに効果的だろう。

USB 3.0 Type-C、microSDメディアカードリーダーなどを側面に搭載。Lenovo Freestyleを活用すれば、ケーブルレスでサブモニターとして使える。

Androidタブレットの新たな用途を開拓

 Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)の新たなビジネスチャンスとしては、すでに日本でも興味深い事例がある。とあるハイブランド企業が、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)を大量に導入しているという例だ。高額な商品を顧客にプレゼンテーションする時に、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)の高画質なモニターが商品のアピールにつながっているという。

 これまで、Androidタブレットというと外食チェーンでのオーダー端末や、フィールドメンテナンスでの保守端末などの用途が中心だった。しかし、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)ほどハイエンドなモデルになると、精細な画面を有効活用した新しい市場を開拓できる可能性が見えてくる。特に、画面の美しさだけではなく、本体デザインのスタイリッシュさからも、ビューティー関連やアパレルなどファッション系への訴求力も高くなっているのだ。

 日本では、タブレットというとiOSで開発されたアプリが多い印象を受けるが、グローバルで比較するとiOSとAndroid OSのシェアは約51:48と拮抗している。ちなみに、日本での比率は、約73:27とiOSが高い。この割合は、反対に考えるとAndroidタブレットの提案により、iOSのビジネスをひっくり返せる可能性につながる。世界的なOSのシェアを比較すると、Androidの占有率はとても高い。特に、スマートフォンでのシェアは飛び抜けているだけに、今後のビジネスの可能性として、実はAndroidタブレットは高いポテンシャルを秘めているのだ。これまでは、単純な価格競争力だけで獲得していたニーズも、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)というハイエンドなモデルの登場によって、新たな需要を喚起できるだろう。

厚さ6.8mmで非常に薄い。重量も500gを切るので、モバイルモニターとしての活用にうってつけだ。